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2020.10.05コラム
鉄筋工事会社として独立を目指している方へ、まずは弊社で腕を磨きませんか?
こんにちは。
東京都江戸川区を拠点に鉄筋工事を専門として、ビルやマンションの建築を行っている藤和工業です。
今回は、弊社社長の佐藤に独立した経緯と、ここまで会社を経営してこれた理由、さらには現在の鉄筋工事会社や、建設業としての現状などについて語ってもらいました。
鉄筋工事会社として独立するにあたって、どんな準備が必要なの?
まず、事務所を構えることです。
鉄筋工事会社として独立するとなると、まずは会社資金をはじめ、道具やその他、資材や設備が必要だと思うかもしれません。
ところが実際は大きな準備は必要ではないのです。
ただ、しいて言えば、事務所を構えることだと私は考えています。
なぜなら、事務所を持つことは、会社の信頼性に関わってくることだと感じているからです。
確かに、道具や取引先は職人時代の横のつながりがあれば、周りはいくらでも助けてくれます。人脈次第では、口コミを呼ぶ手伝いにもなると思います。
そういった意味では、仕事をしながら独立する人が多いからこそ、職人時代の人脈づくりも準備の一つとして大切です。
しかし、口コミを必要とせずに独立を考えるのであれば、会社が実在している、引いては会社をアピールする必要があります。
事務所があるから、「このような鉄筋工事を請け負う会社が実在しているならば、一度、仕事の依頼をしてみよう」という感情を営業先が持ってくれる可能性が増します。
そのために、事務所を持つことが大事なのです。
鉄筋工事会社として、独立を決意した瞬間とは?
私が職人の頃、人によっては独立に「何で独立するの?」といった声があれば、「独立してみないか?」といった声もありました。
もともと私も企業に雇用されている、いわゆる会社員でした。
もちろん社会保険にも入っていて、会社で受けた仕事を1人の職人として貰っている状態でした。
そんなある日、お客様から私自身に直接仕事の依頼をしてくれました。
お客様が私を「企業に勤める職人の1人」ではなく、「実力がある1人の職人」として認めてくださったと、私が自覚する瞬間でした。
その瞬間、私の中で流れが変わったと感じ、独立をしようと決意しました。
鉄筋工事会社として、独立を考えるその前に!
確かに「独立」というのは職人にとっては、とても魅力的なステージです。
しかし、「周りの職人仲間たちも独立しているから」といった軽い理由で後を追っても良いものでしょうか。
実のところ、現在、独立は、昔ほど魅力が無いと言われています。
昔であれば、国に収める高い税金や経費の申請において、法の抜け目をついた節約などができました。その結果、年収2000万程を簡単に稼ぐことができるのが建設業の大きな魅力の一つでした。
しかし今では独立にあたって、建設業法に基づいた会社づくりが欠かせません。
そのひとつに、建設業許可証明書、建設業許可票の金看板などが会社にあるか、これらの手続きが必要となります。
それにあたり、独立資金も大幅に必要となったこと以上に、法に基づき会社の体制が整っているか、元請け会社からいかに信用度を得られるかがとても重要視されています。
また、昔はただ、職人の腕があって、仕事に勢いがあれば良いとされてきました。
しかし今は、建設業法に基づき、建設工事を請け負う場合、原則建設業許可を受ける必要があります。建設業許可を受ける必要がない「軽微な工事」というものがあります。
建設業許可なしに、軽微な工事に当てはまらない工事を請け負うと、建設業法違反となり、行政処分を受ける可能性があります。
それよりは、サラリーマンという雇用制度を活かした福利厚生を受けつつ、資格を取得する環境も給料も安定して得られる企業勤めの職人を続けた方が、独立よりはメリットが大きいと思います。
もし、それでも独立を志すのであれば、まずはスキルを学びつつ、資金を貯めていくキャリアアップで鉄筋工事会社の社員として仕事を続けて行った方が成功率が大きく上がります。
そもそも「独立してみないか」という声がかからないうちは、職人としてまだ半人前だと私は思います。
というのも、職人というのは受けた仕事に対して、いかに予定していた工期よりも早く、キレイで、早い施工ができるか、自分自身の技術力が求められる仕事だからです。
声がかかるその日まで、まずは弊社でスキルも資金も充実させていくのはいかがでしょうか。
藤和工業は、東京都の鉄筋工事会社の中でもハイクラスの実績!
弊社の数多い実績のうち、代表的な鉄筋工事の2つの事例を紹介させていだたきます。
・国立図書館
弊社は、複雑でこだわりのある設計図にも対応が可能です。
鉄筋工の仕事には、拾い出しという施工図を描いて必要となる鉄筋の寸法、形状、本数を計算する作業があります。
この現場では、拾い出しという作業からかなりの時間がかかりました。
設計図が複雑で、かつ、曲がった鉄筋を多く使う現場でした。
通常、鉄筋工事はまっすぐな鉄筋を使用して施工をすることが多いです。
これだけ複雑な設計でも弊社には高い技術力と経験豊富の職人が多く在籍しているので、チームワークで施工を成し遂げることができます。
この建造物で必要となる鉄筋は角度がついていたり、斜めになっていたりと、計算も大変でしたし、それだけ材料も増えていきます。最終的に、通常のマンション工事とは比にならない数の鉄筋が必要になりました。
また、材料が増えると、現場の鉄筋工の職人が混乱してしまうので、そこにも細心の注意を払いました。
材料を小分けにしたり、鉄筋工の職人が理解できるように何度となく提言したり、効率良く進めるのは本当に難しい作業でした。苦労も絶えない現場でしたが、全員でやりきった時の達成感は何物にも代え難い、素晴らしいものでした。
・首都圏の大型電気店
弊社は工期の遅れにも優れた調整力・対応力があると自負しています。
こちらの大型電機店では、私たち鉄筋工が現場に入る時点ですでに工期が大幅に遅延していました。
鉄筋工の前に他の業種の方々が地下を掘る工事をしていたのですが、そこで水が湧いたりとトラブルが多く発生し、鉄筋工の仕事ができない状況が続いていたのです。しかし、企業はCMを打ってオープンの日にちを大々的に広告しています。
工期は完全に間に合わない状況の中だったので、本当にものすごいプレッシャーを感じました。
最終的に、協力会社さんに手助けいただくなど、人員をかなり増やしての工事となりました。
なんとか頑張って無事にオープンには間に合いましたが、あの現場は過去の施工実績からしても本当に達成感ある現場の一つです。
建設業では、花形の鉄筋工事会社の一員として、他社にはない藤和工業の手厚い教育体制!
藤和工業では、新しく入った職人1人1人に先輩が指導役として着きます。
そこで、道具の名前からはじまり、使い方を教えていきます。
その人に合った教育指導をしています。
さらには、転職された方の場合、まずはどのくらい仕事ができるのかをみて、仕事を任せていきます。
その際に社長も指導や人材育成に関わります。
藤和工業では、先輩と後輩の間でも話しやすい環境があります。
分からないことを閉じ込めたままにはしません。どんなに些細なことでも共有することを当たり前としています。
立場を超えた関係、チームとして情報を共有することは、トラブルや事故を未然に防げるからです。
そのため、休憩時間は何か小さなことでも気付いたことや気になったことがあれば、社員の1人1人が気軽に言い合える機会となっています。
だからこそ、自分の意見や考えを述べることができ、仲間の意見を聞くことができる職人は弊社では大きく活躍します。
実際、藤和重工の職人たちは職人歴が10年ほどであっても、高い技術と人格を持った一級技能士ばかりです。
つまり、自分の意思や考えを常に抱いている人物ほど、高い教育体制をさらに活かして輝けます。
鉄筋工事会社として、藤和工業は手当ても充実!納得の福利厚生!
まず、弊社は福利厚生のサービスにベネフィット・ワンを採用しています。ベネフィット・ワンとは日本で一番大きな福利厚生の代行サービスで、結婚式や旅行など140万点のサービスを割引価格で利用することができるものです。東京以外でも、全国で利用することができます。
それ以外にも、弊社は上記で述べたとおり有給休暇も積極的に利用することを推奨しています。賞与は年に2回です。実績ベースで金額が決まるので多少の変動はありますが、必ず年2回の賞与を支給します。
それ以外の各種手当については以下のようになっています。
・家族手当(既婚者の場合)→月1万円
・資格手当(鉄筋組立て作業、鉄筋施工図作成作業)→月に5000円〜1万円
(資格の種類によって変動します。例えば一級鉄筋施工技能士の組み立てと施工図の2つの資格があり、1つ持っていたら5千円、2つ持っていたら1万円など。三年間の実務経験があれば二級鉄筋施工技能士の試験を受けることができるので、若手のモチベーションになるためにも二級でも手当が出るように検討中です。)
・皆勤手当(1ヶ月間休まなかったら)→1万円
・職長手当(自分が職長の現場だったら)→1日500円。基幹技能士の資格を持っていたら750円。
・拾い出し手当→加工帳を作り、頼んだ材料が現場に届いたら支給します。この作業は覚えるのが大変です。簡単にできる仕事ではないのでそれなりの金額が支給されます。
そのほかにも運転手当などがあります。未経験者でも高日給で福利厚生の面で考えても、東京の鉄筋工の会社の中では、かなり充実した内容ではないかと考えています。
鉄筋工事会社として、藤和工業の佐藤社長が掲げる今後の目標!
将来、建設業全体を、職人が安定した人生が歩める環境にするのが私の願いであり、目標です。
今は独立よりも、横のつながりを強める、つまり、わきを固めることが圧倒的に大事と言えます。
独立をするにあたり「現場の誰にも、仕事ぶりが負けない自信がある」という意思は何より大事です。
「日々作業していく中で何人もの競争相手がいようと、計画性を伴ったスピード感、作業効率、仕上げのきれいさは誰にも負けない」といった考えは、確かに独立をするための第一歩と言えます。
その自信は、独立をしたいという決意の大きな後押しになると思います。
一方で、昔のように勢いで独立してもうまくはいかないのが建設業界の現状です。
それならば、技術力を熟練させ、資金を十分に満たした状態で、自分にはどういった道が一番であるかを考えた方が最良の一手となります。
しかし闇雲にどこかの会社に入れば良いというわけでもありません。
そこでまずは弊社で高いスキルを学び、福利厚生と給与の安定した環境で一緒に働いてみませんか?きっと良い答えを導き出せるはずです。