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2020.05.11コラム
鉄筋工に必要な資格は?取得しやすい教育体制についてもご紹介!
東京都江戸川区を拠点に、鉄筋工事を専門にビルやマンションの建築を行っている藤和工業です。
「鉄筋工に資格は必要?」と気になる方は多いのではないでしょうか。
鉄筋工は難しいイメージがあるので、専門的な資格がなくてもチャレンジできるか気になりますよね。
今回は、鉄筋工の資格についてお話しした後に、藤和工業の資格支援制度や教育体制についてもご紹介していきます。
そもそも鉄筋工に資格は必要なの?
鉄筋を組み立てるだけであれば特別な資格は必要ないので、鉄筋工は未経験・無資格でも始められる仕事です。
ただし、クレーン操作などの業務は資格が必要なため、仕事の幅を広げるためは資格の取得が求められます。
鉄筋工は無資格でも始められるハードルが低い仕事ですが、就業後は働きながら資格取得を目指す向上心と努力が必要です。
鉄筋工事を行う上で、現場で絶対に必要な資格はコレだ!
鉄筋工が持っておくべき資格として、「鉄筋技能士」が挙げられます。鉄筋技能士は鉄筋工事に関する技能や知識があることを国が認定する国家資格です。
鉄筋技能士は「鉄筋組立作業」と「鉄筋施工図作成作業」の2つに区分され、それぞれ1級・2級・3級の資格があり受験要件が異なります。
3級は誰でも受験可能ですが、2級は「実務経験2年以上か3級合格者」、1級は「実務経験7年以上または2級合格後の実務経験が2年以上の者」しか受験できません。
鉄筋技能士の合格率は60%ほどなので、鉄筋工として実務経験を積み知識と技術を習得していけば、さほど難しくない試験といえるでしょう。
「玉掛作業者」も鉄筋工が是非持っておきたい資格です。
「玉掛け」とはクレーンのフックに建材を掛けたり、外したりする作業のこと。建設業界では欠かせない作業のため、持っておいて損がありません。そのため、弊社では入社後3カ月以内に玉掛作業の資格を取得することを推奨しています。
建設業は高所での作業が多く、高所作業車を扱うためには「高所作業車運転者」の資格取得が必要です。
作業床の高さによって2つに大別され、10m以上の高さで作業するなら「技能講習修了者」を、10m未満の高さで作業するなら「特別教育修了者」の取得が必要になります。
鉄筋工にとっても活躍の場が広がるので、より対応範囲が広い技能講習修了者の取得をおすすめしています。
さらに、鉄筋同士を溶接や圧接ではなく機械的に接合するためには、「機械式継手」の資格も必要です。
接合方法は種類が多く高いスキルが必要なため、弊社では資格を取得してから現場で実践するようにしています。
まずは鉄筋の種類から把握し、指示通りの鉄筋を運べるようになってから重要な接合作業に入るというのが基本的な流れです。
資格取得のサポート
弊社は鉄筋工事に必要な作業の資格を取得できるよう、サポート体制を整えています。
現場で働いていると試験のタイミングが分かりづらいので、弊社では受講タイミングを周知し資格取得の時期が来たらアナウンスするようにしています。
社長みずから社員とのコミュニケーションの中で周知するので、モチベーション高く資格取得を目指せるといえるでしょう。
また、弊社では受験にかかる費用をすべて会社側が負担しています。
鉄筋技能士の場合1回の実技試験で17,900円、学科試験で3,100円の受験料がかかりますが全額会社が支払うため社員が自己負担することはありません。
会社指定でなくても業務に必要な資格や関連のある資格であれば費用を負担しているので、意欲があればさまざまな資格を取得できるでしょう。
社内教育で身につくスキル
弊社の教育は、材料の名前や鉄筋の太さなど専門用語を覚えることから始めています。現場では専門用語を交えて指示されるので、言葉が分からなければ作業に支障が出てしまうからです。
専門用語を覚えるのと同時に結束を縛る技術も教え、どちらも3カ月でほぼ習得できるよう教育しています。
3種類の結束方法を習得したら、次は「配筋作業」と呼ばれる鉄筋を並べる作業の教育に入ります。
碁盤の目のように組むためには、鉄筋の種類を理解したうえでどこにどう重ねるかを自分で判断しなくてはなりません。
口頭の指示で配筋ができるようになるには、5~7年ほどかかるのが一般的です。
その後は加工帳(図面)をもとに並べる作業ができるよう、全面的にフォローをしていきます。図面には「どこにどんな鉄筋が何本必要か」などが書いてあるため、読み取る力が必要です。
また、弊社では足場の知識をつけるよう教育もしています。
鉄筋工事はさまざまな職種の人と同時に施工するため、他業種の施工方法を知っておくと作業の効率化につながるからです。のちに現場のマネジメントをする「基幹技能者」になるためにも、他業種の作業工程を理解しておくことが求められます。
鉄筋工は同じ建物を担当することがないため、どんな現場でも対応できるようになるには10年はかかるといえるでしょう。
最後に、鉄筋工の教育において何といっても重要なのが鉄筋の施工方法です。
鉄筋を組む方法はさまざまあり、現場の状況や図面を確認したうえで最適な組み方を選ぶ必要があります。
組み方によって工期が短縮できるかどうかが変わってくるので、お手本通りの方法に頼らず柔軟に発想するのが大切です。
現場で習得した技術と知識を活用すれば、工期や材料の短縮につながる足場を提案することができます。
弊社は現場経験と他業種への知識が豊富なことから、ゼネコンの方に「こんな施工方法がありますよ」と独自の提案ができるのが強みです。
現場を知っている職人が提案する足場は作業性が格段に違います。
作業性がどう変わるかは私たち職人でなければ分からないため、弊社では現場での経験を踏まえ説得力のある提案を心掛けています。
弊社の社員が目指すところは、職長以上の管理職レベルの知識
弊社には、1人10個ほど資格取得をしている鉄筋工が多く在籍しています。
今は現場でも仕事のやりがいに満足をしている部分もあります。
ですが、弊社が最終的に目指している社員教育は、「職長レベルの管理職を増やすこと」です。
ですので現場マネジメントもできる社員育成をするためにも、職長レベルの資格取得に向けても全面的にバックアップを行っています。
―職長教育―
単に職長レベルの社員を増やすと言っても、安衛法60条の定めにより「職長資格」を保有しないと職長になれません。
そのため職長教育を受けて職長教育修了証を交付されている必要があります。
講習内容は、安全衛生責任者の教育をはじめ、現場で作業員に対して指揮監督を行うこと、安全かつ効率的に作業が進むよう工夫するために必要な知識をつけることなど様々なことを学びます。
そのため講習を受けるだけでなく、現場経験も豊富に持っていることが大切です。
また、厚生労働省の規則により、職長教育終了後、5年毎に職長教育の再教育を行い能力向上を充実することが義務付けられています。
鉄筋工事会社の職長を目指し、これから職長になる社員にはこの資格を積極的に受けるよう促しています。
―基幹技能者―
基幹技能者は、専門工事業団体の資格認定を受けた者のことを言います。
作業能力が高いことと豊富な知識を持つとともに現場をまとめ、効率的に作業を進めるためのマネジメント能力に優れた技能者のことです。
現場では、いわゆる上級職長として元請の計画・管理業務に参画し、補佐することを目指します。
基幹技能者を受講するためには様々な条件を満たしている必要があります。
例えば、
・10年以上の実務経験
・そのうち3年以上の職長経験があること
・また1級技能士、施工管理技士等の資格を保有していること
などの条件です。
また、基幹技能者は現場において次のような役割を担っています。
現場の状況に応じた施工方法等の提案や調整、現場の作業を効率的に行うための技能者の適切な配置、作業方法、作業手順の構成などがあります。
1からスキルアップできる環境で一緒に働きませんか?
このように弊社では、社員一人一人のスキル向上のため資格取得をはじめ、細かな独自の教育を積極的に行っています。
スキルアップを目指したい職人さん、未経験で鉄筋工に携わりたい方、弊社で共に働きませんか?
また丁寧な施工では、他の鉄筋業者に負けないほどの実力と誇りを持って取り組んでいます。
東京都内で鉄筋工の仕事を依頼したい、という企業様はぜひ弊社にご連絡を頂けますと幸いです。
仕事体験会始めました!
鉄筋工の仕事が自分に向いているのか。どんなことをするのか実際に見てみたい。そう思っている方もいらっしゃるのではないか?また、弊社としても鉄筋工の仕事についてもっと知っていただきたい。
そこで、藤和工業では【仕事体験会】を始めました。
現場で実際に仕事を体験するのは危険が伴うため行うことはできませんが、少しでも実際の仕事に近い体験をしていただくことで、鉄筋工の魅力について感じていただければと思っております。
実施内容(一部変更になる可能性もございます)
・結束作業の体験
・実際に現場で使っている鉄筋の材料、道具に触れてみる
・社長や先輩社員へ仕事について質問
詳細など気になる方は、お問い合わせまたはLINEからご連絡下さい!