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2020.01.24インタビュー

社長大解剖!鉄筋工としての個人の高みを目指すのではなく集団としてのレベルアップが目標

鉄筋工 将来性

東京都江戸川区を拠点に鉄筋工事一式を手がける藤和工業です。

これまで弊社ブログではスタッフのお話をいくつか掲載してきましたが、今回は満を期して弊社社長である佐藤欣亨(さとうよしゆき)の紹介しようと思います!誰よりも鉄筋愛が深く、穏やかなようで内側には熱いものを秘めている。そんな佐藤社長の魅力をたっぷりとお伝えしたいと思います。

 

―いきなりですが、最近自分は変わってきたと自覚されているようですね。それは具体的にどのような点においてですか?

 

まず性格だよね。性格に関しては丸くなった(笑)昔はもっと尖っていたかもしれない。というのも昔は会社規模が小さかったから自分も現場にバンバン出ていて、社長でありながら人一倍働いていたし誰よりも技術力もあった。だからどうしても社員に対する要求値も高く、厳しく接していたところはあるよね。自分がエースで、しかも4番バッターという気負いがすごかったわけ。だから人に任せるということをしないで何でも自分でやっていた。自分がやらないと気が済まないっていう気持ちだったね。

 

―それが会社規模が大きくなり、自分自身も変化していったのですね。

 

そう。私たちは鉄筋工で、それこそ“匠”といわれるように高い技術力を身につけて圧倒的な仕事をしたいという気概がある。でも個人個人で圧倒的な高みを目指すよりも集団として平均的にレベルアップしていく方が組織としていいのではないかと気付いたんだよね。社長目線で目指したいところはあるけれど、社員目線で実行していかなければ空回りになってしまう。会社がまだ数人だったときは自分の熱量をそのままぶつけてもよかったけれど、今は10人以上いるからバランスも大事。個々の性格や得手不得手もあるし、その人のカラーがあるからそれを大事にしようと思っている。

 

 

―個人のカラーが尊重されるなんて、この業界ではなかなか聞けない言葉です!確かに飛びぬけて才能のある逸材がチームを引っ張るというより、メンバー全員が個性を生かし、総力として強化されていけばいいのですよね。

 

そう。それに社長である自分がいつまでも現場にいると、社員もやりにくいでしょ。それぞれにのびのびやりたいだろうし。あと、会社規模が大きくなってきて、やることが増えてきたから現場に出てる場合じゃなくなってきたという理由もある。会社本体の仕事がたくさんあるからね。

 

―他に変わったところは?

 

お金に対する考え方かな。かっこつけているわけではないけれど、もともとそんなにお金に執着する方じゃなくて。それでも会社規模が小さかったころは自分=会社みたいな考えがあって、会社にお金を残すという発想はあまりなかった。無駄遣いもたくさんしたと思うよ。でもそれは勘違いだということに気付いて、会社規模が大きくなるにつれてその辺の線引きをしっかりつけようと思うようになったね。今考えていることは、利益をあげて会社にお金をどんどん投資して、さらに会社規模を大きくしていきたいということ。規模が大きくなればなるほど、できることも多いし、社員にとっても働きやすくなるんじゃないかな。

 

―社長ほどの技術力がありながら、前線を人に託すというのは勇気のいることですよね。技術力の話でいうと、社長には華々しい過去があるとお聞きしたことがあるのですが…

 

鉄筋技能大会のことだね。東京都鉄筋業協同組合主催の「鉄筋技能大会」というのがあって、これで準優勝したことがある。それこそ方々の優秀な鉄筋工が技術を競うのだけど、みんな若くてスラっとしてて…。自分は決して若くはないし適度に肉も付いてきているから(笑)こんなところにいていいのかなって。でも、結果準優勝。練習しないで臨んだから練習してたらどんだけって思ったよ。

 

―社長の圧倒的な技術力が、会社としての基盤な気がします。それがあってこその会社の発展、規模の拡大なのですね。社員である職人のみなさんも、社長としてだけではなく同じ鉄筋工の大先輩として尊敬しているのでしょうね。職人としての愚直な姿勢と、経営者としての厳しさや優しさが同居している佐藤社長。その魅力が、そのまま藤和工業の魅力にもなっていると思います。今日はありがとうございました。