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2020.03.10コラム
鉄筋工事、発注時のポイント!単価で選ばず、品質事故への注意徹底を見るべき
東京都江戸川区、鉄筋工事を専門にビルやマンションの建築を行っている藤和工業です。
藤和工業は、2005年の創業以来、大手ゼネコンなどの1次会社(元請会社)からの依頼を受ける2次会社に属しています。15年にも渡って、どうして元請会社からの依頼が今も絶えないのでしょうか。そこには、品質事故を防ぐための教育体制や会社の方針が整っていました。
本日は元請会社から選ばれている理由についてお話をしていきたいと思います。
検査はしっかり合格。是正もほぼない。
建築工事で主要な構造部をつくることを躯体工事といいます。中でも躯体部分の工事の中心的職種である鳶、鉄筋工、型枠大工のことを「躯体三役」と言います。
この中で唯一、鉄筋工だけ躯体調査というものを受ける必要があります。
調査の内容としては、「鉄筋が設計図通りの太さ、長さのものであるか」といったことが挙げられます。建物に不具合が起きないように、第三者の企業から構造管理の方がチェックに来るのです。
調査の方法としては、目視や打診といったものから、RCレーダーやX線調査、超音波や赤外線を使った調査を行う場合があります。
藤和工業は、こういった検査にまずはしっかり合格することを大切にしています。鉄筋工というと肉体的なイメージが先行しがちですが、我々は頭をフルに使い、丁寧な仕事を心がけています。
品質事故も少ないのは教育体制が整っていた!
藤和工業では、現場での教育体制をしっかりと整えています。
なぜならば、品質事故につながらないよう防ぐこと、職人のスキル向上の為でもあります。
鉄筋工事の仕事はまず、拾い出しを完璧にできることが大前提です。その後、是正検査を受ける前に、弊社では、職長レベルの職人たちや弊社社長の佐藤が自主検査を行います。
しっかりと図面通りの本数か、鉄筋の使用する太さは合っているか、並べる間隔は合っているのか、細かなところまで確認をします。
また、鉄筋工事は材料の発注をする際に本来、施工で必要な本数と、万が一、足りなくなった場合の予備も考慮した上で、多めの発注を行います。
施工後の余っている鉄筋の本数を確認した上で、自主検査において、これは本来、使用するべき本数だったのか、はたして予備なのかを見分けます。
是正検査は検査を行う方により、良し悪しが出ます。
どんな時でも、常に是正検査でゼロを目指すにはどのようなパターンか想定をしたり、検査の結果からこの組み方はいい、悪いというものを現場の職人全員に共有をしています。
そうすることで、次の現場にも活かせますし、何と言っても職人のスキル向上へとつながります。こういった共有や日々の努力が知識となり、会社や職人の財産になります。
単価だけで仕事を受けたら、危険性やリスクはあるの?
弊社の長いお付き合いでお取引をさせていただいている、ノハラスチールさんは信頼関係を築いているからこそ、私たちのような下請け会社が損をしないよう、単価などは、ありがたいことに配慮をいただいております。
少なからず、リスクや危険性はあります。
初めてお取引をする一次会社様とは単価次第によっては、交渉をさせていただいたり、お断りすることもあります。
弊社がお客様から単価をいただいたら、見るべきポイントが2つあります。
まずは、人件費を賄えるかどうかという点です。鉄筋工事が完成するまでに、かかる期間はだいたい半年や一年ですから、この単価だと弊社にとってリスクがあると感じる場合もあります。
次に図面の内容を把握することです。複雑なものですと、それだけ使う材料の量や人の配置も増えますので、しっかりと考慮をした上でお仕事の依頼を受けます。
鉄筋工事の単価の内訳は、ほとんどが人件費です。鉄筋の組み立ては建物の骨組みですから、それだけ鉄筋工事というものは繊細であり、人の手ではないと、難しいということです。
工程通り、工事を進めることができる
また、我々はこれまでも工程通りにしっかりと工事を終わらせてきました。
工程通り、と聞くと「そんなの当たり前じゃないか」という話になりそうですが、工事現場において、工程通りに工事を進めるのはとても難しいことです。
まず、現場ごとに必要となる鉄筋工の職人の数の見積もりと、実際の工事中の進捗には必ずといっていいほど開きが出ます。ここの判断を間違えると工程通りに終わらなくなってしまいます。工期は厳しいのでここの判断は本当に大切になります。
ここを見極めるには現場を管理してきた経験のある職人が必要ですし、そういった人材は今、東京だけでなく日本国内ではかなり不足しています。しかし藤和工業には、経験豊富な職人が多く在籍しています。
鉄筋というものは、数量さえわかれば工事に必要な人数と必要となる日数の見積もりができるようになります。例えば5日で30トンの鉄筋があるとすると、1日何人で何日間あればできる、という考え方ができるようになるのです。
これは経験でしか賄えないものだと我々は考えています。肌感覚としてそういったことを理解している社員が多く在籍していることも、元請会社さんから依頼が絶えない理由であると我々は考えています。
職長会できちんと指揮を取れる、提案出来る
また、弊社の社員は職長会でも3業種の方々としっかり意見を交わすように教育しています。
職長会とは、週に1回、職長同士で集まって不安全なところがないか、現場の職人がルールを守っているかといったことを確認するためのパトロールを行ったりする会のことです。現場のスケジュールの確認なども行い、大きい現場であれば、通勤車両の管理をしたり他にも仕事の種類が色々と出てきます。
もともと、我々は職長会の目的とは元請会社から派遣された管理者の負担を減らすためのものであると考えております。しかし、どうしても元請会社から派遣された方々の意見をそのまま鵜呑みにしてしまうケースも多くあります。1次会社の方々のいうことは正しいこともありますが、当然、もっと効率のいいやり方があることもあります。
そこで弊社では、職長会の役員になった社員にはそういった点がないか、しっかり見抜いて提案する必要があるということを教育しています。そのまま受け入れるのではなく、自分の頭で考えて消化する習慣は職長会だけでなく仕事では活かされるものだと考えているのです。
常に鉄筋工の仕事は先のスケジュールを見越して調整する必要があります。そういった姿勢も、藤和工業の強みであるといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
弊社は、上記だけでなく高い技術力を誇り、これまでも著名建築家が設計した建造物を手がけるなど多くの実績を残してまいりました。
もし、東京都内で鉄筋工の仕事を依頼したい、という企業様はぜひ弊社にご連絡を頂けますと幸いです。