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2021.12.02コラム
建設業界は3Kなのか?工事現場の変化の実態とは
東京都江戸川区、鉄筋工事を専門にビルやマンションの建築を行っている藤和工業です。
「建設業は3Kのイメージがあるから不安」という人は少なくありません。今回は、鉄筋工事会社ならではの目線で建設業の仕事について解説していきます。
建設業の3Kは古い?
かつては「きつい・汚い・危険」の「3K」のイメージがあった建設業ですが、現在は「給料・休日・希望」の「新3K」に転換しつつあります。
なぜ新3Kへの転換が進んでいるかというと、1997~1999年をピークに建設業許可業者の数が減少し続けているからです。
2011年の東日本大震災や2021年の東京オリンピックで建設需要が高まり、建設業許可業者の数は横ばい傾向にありますが、それでもピーク時の3分の2程度しかありません。
結果的に就業者の高齢化が進み若手が集まりにくく、業界全体で人手不足が深刻化しています。
そのため、2015年に国交省が主体となり、建設業界全体で新3Kを目指す働き方改革が進められました。
具体策としては、賃金水準の向上や週休2日制の導入、適正な工期設定などの取り組みが挙げられます。ICT(情報通信技術)工事も推進され、デジタル技術で生産性を向上させる企業も少なくありません。
ただし、新3Kを実現できるのは大手のような一部の企業に限られているのが現状です。
業界全体で待遇改善が進んでいますが、きつい・汚い・危険な仕事はゼロではありません。今は過渡期の段階なので、これから新3Kを実現する企業が増えていくといえるでしょう。
実際のところ3Kは本当なのか?
ここでは、建設業・鉄筋工事業の3Kの実態を弊社社長・佐藤が持論でお答えします。
きつい
建設業・鉄筋工事業の仕事は正直に言ってきついです。
肉体的にきついか精神的にきついかは人それぞれですが、慣れないうちはしんどいと感じる人が多いと思います。
しかし、肉体的・精神的にきつい部分があるのはどの業界でも同じです。慣れない作業をつらく感じるのは当然のことなので、仕事がきついのは建設業に限った話ではないでしょう。
汚い
建設業は工事があるためどうしても体に汚れがついてしまうものです。職種によって扱う物が違うように、汚れの種類や度合もさまざまです。鉄筋工に関していうと、鉄筋を扱う以上どうしてもサビなどの汚れがついてしまいます。
とはいえ汚れの基準は人それぞれなので、一概に「建設業=汚い」とはいえません。
私個人の話をすると、仕事が終わったあとに汚れがついているのは頑張った証だと思っています。仕事をしていれば汚れはつきますし、集中していれば汚れに気づかないものです。夢中になって仕事を続けるうちに、汚れを気にしなくなる人がほとんどといえるでしょう。。
危険
建設業は現場で作業する場所によって、危険と隣り合わせのことがあります。ただし、どの会社も従業員を守るために安全対策を徹底しているのでご安心ください。
鉄筋工は高い場所で作業しているイメージがあるため、特に危険に感じる人がいるかもしれません。しかし、作業を行う足場は型枠で床を作って安定させていますし、危険な場所での作業では命綱をつけています。
ヘルメットも常時装着しているので、安全性を確保して仕事に集中できます。
3Kを上回るほどのやりがいと達成感があるから続けられる
建設業は建物や道路など人の暮らしに役立つものを造るので、社会貢献度が高いやりがいのある仕事です。
いわばスケールの大きいものづくりなので、プラモデルを作るのが好きな人などは楽しく仕事に取り組めるでしょう。造ったものは地図に残るので、他の仕事にはない達成感を味わうこともできます。
チームで作業を進めるのでコミュニケーション能力を磨けますし、完成したときは仲間と喜びを共有できます。
納期に間に合わせるため臨機応変な対応が求められるので、課題解決能力を養えるメリットも。
このように建設業はやりがいが多いので、3Kのイメージがあっても長く続けられる魅力的な仕事です。
特に鉄筋工は建物の土台となる鉄筋を組むため、建設業の中でも花形です。
何もないところからチームで鉄筋を組み立てるので、完成したときは大きな達成感を味わうことができます。鉄筋工の仕事なくして建物は建たないため、一人前の鉄筋工は多くの現場から引く手あまたの存在です。
一人前になれば一生食べていけるので、手に職が欲しい人にはピッタリといえるでしょう。体力が続けば生涯現場も可能ですし、図面作成などを学べば現場以外で活躍することも可能です。
「ハードルが高そう」と思うかもしれませんが、鉄筋工は未経験・無資格でも始められる仕事です。基本的な作業から先輩スタッフがしっかり教えてくれるので心配はいりません。
着々と知識と技術を習得できるので、未経験でも長く続ければ一人前になれるでしょう。資格を取ったり技術を磨いたりすれば、給与アップや責任者へのキャリアアップも可能です。
努力が評価に直結するため、最初はきついと思うことがあってもモチベーション高く仕事に取り組めるでしょう。
まとめ
建設業は3Kのイメージがありますが、近年働き方改革により新3Kに転換しつつあります。
しかし、3Kの部分がゼロになったわけではなく、他の仕事と同じようにきつい部分は多々です。扱う物によって汚れはつきますし、安全対策を徹底していても危険と隣り合わせな現場は少なくありません。
厳しい部分がある建設業ですが、実際は3Kのイメージを上回るほど魅力の多い仕事です。地図に残るものづくりをチームで達成できるのは、建設業ならではといえるでしょう。
中でも鉄筋工は建物の骨組みを造る重要な仕事のため、建設業界では花形です。建物が建つ限り需要がなくならないので、一人前の鉄筋工になれば一生食べていくことができます。
藤和工業では、職人がモチベーション高く仕事に取り組めるよう、職場環境を整備しています。
教育体制はもちろんやる気があれば誰でもスキルアップ・キャリアアップのチャンスがあるので、やりがいを持って仕事に取り組めます。
鉄筋工の仕事は奥が深いため、最初はきついと思っても続けるほどに夢中になるものです。
働きやすい環境で手に職をつけたい方は、藤和工業に是非ご応募ください!
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